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真相その1。 @きぃ

ゆうが書いたらオレも書くよとゆうに言ってたのだけど、ゆうが思ったより早く書いたのでオレも書きたいと思います。ゆうが書いた内容を見てまた涙が出てきたのですが、頑張って書きたいと思います。
今回の話をする上で鍵となるのは、オレとゆうが同棲した頃の当時の状況です。この頃の話は一切ブログで書いたことないと思いますが、今回オレがショック受けた理由は当時の話を知らないと分からないと思うので、まずは当時の同棲した頃の話からしたいと思います。
 


どんなカップルも一度は思ったことあるんじゃないかなぁと思いますが、ある程度仲良くなると「こんなこと言わなくても分かるだろう」とか「気持ちは伝わる」とか「これくらいなら許してくれるだろう」とか、確認もしていないのにそう感じるときがあると思います。
同棲し始めた頃の当時のオレはまさにそれでした。チャットでたくさん話して実際に会って話して、付き合うようになって…そしてゆうと同棲が決まって。ゆうの見えない“闇の部分”について深く知らなかったオレは、単に気分が不安定だった(と思っていた)ゆうとそれなりにうまく生活していました。
同棲して最初に決めたのは家事の分担。家事はなるべく2人で分担しようと話し合い、その結果、食材等の買出し、食器洗い、部屋の掃除はオレの分担になった。あとは自由。オレの大好きなゲームも続けられるしゆうとも一緒にいれる。なんて単純なんだと、同棲ってこんなものかと、当時のオレは思った。ゆうはたまに不機嫌になるけど問題ない。ちゃんと話聞いて一緒に考えればいずれはよくなるだろう…。そう思ってた。
しかし…夜。
ゆうは泣き叫ぶことが多かった。理由はオレがゆうに仲良くなればなるほど、親身に聞けば聞くほどゆうの誰にも入ってきて欲しくない部分に触れてしまっていたらしい。初めてゆうのこの姿を見たとき、何がなんだかよく分からなかった。1人の女の子とは思えないほど力が強く、我を忘れて泣き叫ぶため、布団でくるんで声が漏れないようにした。当時のゆうは自傷癖があり、何か嫌なことがあると自分の指の爪を肌に食い込ませ、自分で自分を落ち着かせる手段として使っていたけど、この状態になったゆうは落ち着かせるために何度も何度も自傷を続けた。あまりに悲惨だった。夜中の1時、2時、3時、時間なんて関係ない。ふと夜中に起きて横を見たらいなくて…探したら布団の隅っこで座ってぶつぶつ話してた、なんてときもある。
1回目、2回目、3回目…と、回数を重ねるたびにひどくなっていったのはオレがゆうと仲良くなっていった証拠であり、ゆうがオレに対して助けを求めていた結果でもあった。オレはゆうと一緒にいたかった。一緒にいて幸せだった。だから…全部救いたかった。
そのときの全ての状況とゆうの言動がオレの“中”にある。全てを記憶しようとし、この状況ではこうしよう、ああしようというルールがオレの中に作られていった。このルールは絶対であり、これ以外のことをすると最悪な状況に繋がる危険性があるというルールも存在した。
過去にゆうが家を出て行ったことがある。そのときオレが破ったルールは「喧嘩した後になんで喧嘩になったのか話し合いをする」に応じなかったから。そして、家を出て行ったゆうを追いかけなかったことに対してもひどく言われた。当然だった…。言わなくても見れば反省してることくらい分かるだろう。ムカついて無言になってるだけだって分かるだろう。客観的に見てもそれは分かるかもしれない。だけどそれは通用しなかった。なぜならそれは以前に2人で決めたことだったから。
 
ルールは絶対であり、破ったらゆうは家を出ていく。
オレの頭の中でそんな公式がいつのまにか出来ていた。
 
ルールを守ることはゆうと一緒にいるためのオレの努力であり、ゆうの幸せであり、ゆうにとっての幸せがオレの幸せだった。そしてオレの思ったとおりにシナリオは進んだ。ゆうの慟哭はおさまり、自傷癖はなくなった。オレとゆうが決めたルールと、オレが決めたルールによって穏やかな生活になった。全てオレの中にある身に染み付いたルールを守ったおかげだった。そして…ここまで来るのにオレとゆうは3年かかっていた。
 
長くなったので続きは明日。