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宇治川の花火大会と人間関係 @ゆう

 昨夜、京都の宇治川の花火大会を思いがけず病室から見ることができました☆
 20時前に外から微かにドーン…という音が何度か聞こえ、最初は雷かと聞き流していたのですが、あまりに続くので、ふと花火かも…?と思って窓から確認したのがきっかけです。同時に反対側の窓辺のベッドの人も確認していたので、自然と2人で発見する形になりました。肉眼で直径1~3cmの色とりどりの花火が弾け、それを遮る障害物が無かったのでハッキリと見ることができました。
 同室の他の2人にも声をかけ、「うわぁ…!」と小さく上がった歓声を機会に、面会用のパイプ椅子を窓辺にそれぞれ持ち出して花火鑑賞&妊娠雑談会となりました。何の花火大会かを知らずに見ていたので携帯で調べると宇治川の花火大会だと判明しました。京都育ちですが宇治川のそれを見るのは初めてです。というか、今年初の花火大会です。入院中なのでまさか花火を見れるとは思いもよらず、嬉しさはひとしおでした。花火鑑賞&妊娠雑談会はその後花火が終わる1時間後まで続き、和やかで楽しいひと時を過ごす事となりました。
 そしてこの間に胸中で、ある変化が起こりました。それは以前にあった同室の人とのいざこざの名残です。その当時同室だった人は既に2人退院し、現在は反対側の窓辺の人しかいません。そしてこの人こそ中心人物と一番喋ってた人なんです。中心人物の退院後、変わらず顔を合わす機会を極力避けてた私ですが、彼女は4日目にして顔を合わせた私に笑顔で話しかけてきました。内容は他愛のない妊娠話ばかりで、始終にこやかに話す態度に当然、どういう魂胆かと警戒しました。それ以降も折に触れて出くわす度に笑顔で話しかけてくる彼女に戸惑い続けましたが、話す内容も妊娠話だけで、笑顔の種類も腹黒くないことからその心中を測りかね、最近にな
っては考えても分からない事なのでまぁいぃや、ほっとこう(-_-;)と思考を手放してました。
 ところが昨夜の雑談会で、同じように変わらない彼女の態度を観察しながら、4人それぞれの年齢を正直に吐き合い、彼女が最年長の39歳で私が最年少の26歳と分かった時に1つの推測が成り立ちました。例の中心人物の年齢が見た目30前後だったのを思うと、今目の前にいる彼女にとってのあの1件は、年下の子供同士が反りが合わなくていがみ合ってるだけ、という風に見えていたんじゃないかという事です。
 だって彼女と私は13歳も差があり、それを私自身に置き換えると中1の子が高3の子とケンカしてる光景を見てるのと等しいからです。どっちが悪いとは判断せず、あぁまたやってるわ(^_^;)と、ただ嵐の中心に踏み込まないようにしてただけじゃないかと思うわけです。そう考えると笑顔の種類が不快なものじゃ無い点に納得がいきます。そして要は年の功だったのかと推測した訳です。(←失礼な)
 まぁ真偽の程は不明ですが自分で得心のいく結論を出せたお陰で気分はかなり楽になりました。今年最初で最後になるだろう花火見物をきぃさんと一緒に過ごせなかったことは残念ですが、まるで別のギフトを貰ったような感覚です。やっぱり人は「話し合い」というお互いを知る機会を早々に設けた方が良いですね。遠くから見た行動にアレコレ推測づけて食わず嫌いで終わるのは勿体ないというより、余計な火種を生む可能性を孕んでます。それを改めて学んだ1件でした。
 勉強万歳☆
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