早朝、ケータイの目覚ましで起き、オンタイマーでついていたテレビの時計を確認した。隣でゆうも起きる。固まっているオレを見ずにメガネをつけ、オレと同じようにテレビの左上に表示されている時計を見る。…ゆうも固まる。
反応が早かったのはゆう。
「やばいじゃん！」
寝惚けた脳みそで状況を早く理解したのはゆうだった。５時半の電車に乗るため、逆算すると家を出るのは５時２０分でなくてはならない。しかし変な番組の左上に表示されていたデジタル時計は紛れもなく５時１５分。
服も準備していたおかげで着替えは１分もかからない。寝癖はお互い無いに等しく、ゆうはメイクはしないので準備はあっという間に終わった。完璧な準備により５分で出発準備が出来た２人は、ゆうの姉（以下、姉と記す）と合流。３人は新宿駅へ向かう。
新宿駅では２人の韓国人と待ち合わせ。オレもゆうも姉も１人の韓国人（以下、Ｕさん）とは既に知っていて一緒に食事をしたことはあるがもう１人（以下、Ｓさん）はまったくの初めて。でも韓国人は人見知りしないというオレのイメージがあるため、特に問題にはしていない。事実、話しやすかった。
行きの電車の中では今回初めて会ったＳさんと姉の３人で話した。Ｕさんのときも思ったけれどなんで韓国人はこんなに美人なんだろう。しかもこんな美人がモッコリ（韓国語でネックレスの意）って普通に言うのだから男としてはちょっと嬉しい。
電車で約２時間の長旅のため、５人は電車の中でたくさん話をした。今回の旅行の企画者である姉の「最初はどこ行こうか？」発言で行き先は決まってるけど行き方も行く順番も決まってなかったことが発覚。
姉の言う「ザジズゼゾ」講座では驚いた。韓国人にとっては特に“ザ行”が難しいらしく、その中でもザとジャについては最高ランクに難しいらしい。Ｓさんも「ジャーナリスト」や「じゃあね」は言えても「ジャ」は全部「ザ」と発音していた。
もちろん日本人にとってもハングルの発音が難しいものはある。オレには全て「コー」と聞こえるのだけど３種類もあるらしい。一応頑張ってはみたものの全部「チガウヨ～」と言われ、これはＳさんの反撃だなと感じた。
そうこうしてるうちに箱根へ到着。
長い電車旅で打ち解けあった５人だったけど、
性別の都合上どうしても温泉だけは
別々にならなくてはいけない。
悲しむオレをよそに４人は楽しそうに
女風呂の方へ消えていった…。
温泉の後は５人でお食事。
食べた後は彫刻の森美術館の中を見て回ったけど、楽しめる内容でみんな満足でした。彫刻の真似をして変なポーズで写真に取ったりして…楽しかった。
ここの美術館で特に注目すべきは
彫刻ではなくてこの足湯！（笑
やばいです！
全ての疲れがここで癒されます！
本当に本当に来てよかった！（泣
美術館を堪能してると時間はもう閉館。
ここで終わりかなと思ったのだけどまだ行くところがあるということで最後の目的地へ向かいました。
着いた頃にはもう辺りもまっくらの夜だったのだけど、５人を待っていたのは…夜の梅林。ライトアップされて、空と月とよく合っていました。
梅林の１つにこんなものが。
赤と白が両方同じ木に咲いてました。
とても綺麗で驚いて。
こんな種類のもあるのかとか、
添え木かなとか考えちゃったり。
梅林を見終わった後はみんなで新宿に帰りました。
新宿でＳさんＵさんと別れ、３人で朝来た道を戻ります。朝の５時半から夜２３時半までの１８時間の長旅。疲れたけれど、疲労が飛ぶくらい気持ち良かった温泉と足湯、そして楽しい会話のお陰で今現在、疲労なんてありません。行って良かったなぁと思います。
□今回行ったトコ。
箱根湯本温泉の「天山」
彫刻の森美術館
幕山公園の梅林
