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ゆうへのプレゼント。 @きぃ

  • 2006年2月1日
  • 2022年3月9日
  • 雑記
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ゆうが前々から目をつけていたらしい財布を見に、ゆうのバイト先に行ってみた。


22時半に向かう予定だったけどちょっと気分悪くて閉店5分前にお店に向かった。ゆうがいるのは服飾売り場。わき目も振らずに真っ先に向かい、どこにいるかなぁと探す間もなくゆうを発見。ちょうどよく(というか待ってた?)お財布の展示をしていたので「遅くなってごめん」と言いながら近付く。
ゆうはオレを見つけると「今日来ないかと思ったよ~」と笑顔で言いながら見せたいと言ってた例の財布を捜す。もうすでにオレは体調悪い事を伝えていたので特に怒ってはいなかった。
そんなに待たずに例の財布を見つけたゆうは、慣れた手つきで包装を取り、オレの目の前に出した。その財布、実にシンプルだなと感じた。皮はしっかりしていて感触がいい。小銭入れは大きく開き、小銭を入れる場所が2つもある。今ゆうが持ってる財布よりもカードはたくさん入ることだろう。機能的に見てもデザイン的に見ても申し分なかった。
ゆうは終始嬉しそうだった。いいものを見せるときのゆうはいつも満足顔だ。そんなゆうにオレは気に入ったものだけはいつもプレゼントするようにしている。ゆうが欲しいものでもオレも気に入らなければどんなものでも買わない。でも、今回は違う。
「じゃあ買ってあげるよ」
『え?』
レジに持っていこうとするオレにゆうは駆け寄る。
『嬉しい…ありがとう~』
その言葉が何より嬉しいって感じる。レジで財布を買ったオレはそのままサービスカウンターへ向かった。そのまま渡すのもつまらなかったので包装してもらおうと思ったからだ。でももう閉店時間は過ぎており、店員もバイトだからなのか分からないけど包装はあまり綺麗とは言えない状態だった。
なぜなら目の前でリボンのシールが破れたのだ。ずっと見ていたから分かる。わざとではなく完全な事故。でもオレはもう一度してくださいとは言えなかった。開店時間外に頼むという行為がイヤだった。
プレゼントは家に帰ってから渡した。シール破れちゃってるけど…と言いながらも渡すと、ゆうはその気持ちだけで嬉しいよと言いながら受け取ってくれた。
朝からいろいろぶつかっちゃったけど、やっぱりこういうときがあるから楽しいね。楽しいだけじゃなくてつらいときもあるけど、でもそういう中での幸せって一際強く感じる気がします。また明日も頑張んなきゃな。