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『放浪息子』 @ゆう

 久しぶりにアニメの話をば1つ。
 最近関西で放映されてたアニメで『放浪息子』という作品があった。アニメにはOPとEDを飛ばして見ても問題ないものと、見た方が世界観を強く感じられるタイプとがあると思うんだけど、このアニメは後者タイプ。原作は知らないままでアニメだけを見続けたんだけど、女の子になりたい男の子と男の子になりたい女の子を中心に、思期の子供達のエゴや願いが包み隠さず表された内容だったと思う。そう書けば暗くて重たい作品かと勘違いされそうだけど、パステル画のような淡い色使いで全体が優しい色彩に満ちていて、しかも登場人物たちのトーンも割合淡々としているため重苦しさは感じられない。OPとEDの歌詞はどちらもアニメの内容に合っていて、メロディはOPが始まりにふさわしくリズミカルに、EDは登場人物たちの内心の葛藤を包むような優しいメロディになっている。そして今週、ついに最終回を迎えての感想は、OPとEDをFULLで聞きたいなぁという内容^^;原作は機会があれば勿論読んでみたいけど、それよりOPとEDの印象が強くなってしまった。ま、でも作品の雰囲気と内容にすごくマッチしていたのでそれも致し方ない事実。興味のある方は読んだり聞いたりしてくださいな☆
 『放浪息子』作者:志村貴子
  OP:「いつだって。」作詞・作曲・歌 – ダイスケ / 編曲 – 前口渉、飯田哲也
  ED:「For You」作詞・作曲・歌 – Rie fu / 編曲 – Rie fu & Ryunosuke Ikoma(BOND&Co.)