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震災当日のことを聞いてみた。 @きぃ

  • 2011年3月23日
  • 2022年3月5日
  • 雑記
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身内で今回の地震の被害を受けたのは仙台空港近くに住む姉夫婦だと前もここで書きました。
昨日、1週間ぶりに母と電話したら急に電話相手が変わって姉の旦那さんが出てきました。
「おぉ!」とびっくりしつつもいろいろ聞いてみましたよ♪
 
被害は床上20cmの浸水と車が1台流されたって聞いてたけど、どうやら若干語弊があったようです。今の新築って高台に作るから家の高さがけっこう高くって、だから床上20cmで済んだって聞いてた。もちろんそれは納得してたんだけど、じゃあ実際どれくらいの高さだったのかまでは聞いてなくって、今回聞いてみたらびっくり。
 
150cmくらいあったらしい。
 
家の壁面に水面の跡が残ってるからそれで分かったそうな…。浸水の20cmだけ聞くと被害が少なかった地域なのかなって思うけど、仙台空港があんなことになるくらいだし、やっぱり水位は高かったみたいね…。
 
でもそうなるとなおさら家が無事だったことに疑問が残る。詳細を聞いてみたら姉夫婦の家よりも海側の方に家があったみたいで、その家が壁代わりになってたらしい。ニュースでも放送されてたけど、木材や車が流されたときにそっちの家の方にぶつかってたみたいで、1階部分は完全になくなってたそうな…。
 
当日の動き(避難)についても詳細を聞いてみた。
最初津波は4mと聞いてたので逃げてなかったらしいのだけど、姉夫婦の家の近くに海の近くで働いてる人がいるみたいで、その人が防風林の半分くらいまでの高さのある津波を見て、必死で逃げてみんなに知らせたそうな…。そんでその知らせを聞いて家族4人で車で逃げたみたいなんだけど、意外に津波がすぐに来なかったうえに財布もないし毛布もないしってことで、いったん家に戻ったらしい(笑。
場所によってはそんな余裕はなかったと思うので、今思えば危険な判断だったと思う。まぁ結果論だけど津波の高さが150cmなので、2階で孤立状態になってただけって言えばそれだけなんだけどね…。
 
まぁそんで、準備してまた車に戻ってきたら水がぐんぐん迫ってきてたらしくって、急いで車で逃げた、と。このとき、姉の車で逃げたんだけど、姉の旦那さんの車は完全に頭から離れてて、車を置いてきたことに気付いたのは翌日だったそうだ(笑。
旦那さんも姉も迷うことなく姉の車に乗り込んだそうで、「完全に俺の車は頭からなかったな」ってオレに話しながら笑ってたよ。
 
家についても聞いてみたけど、家の中も家の外も泥がいっぱいで、家の外にいたっては流されたであろう車がけっこうあるみたいで、まだまだ掃除がかかるそうだ。流された旦那さんの車については、もう見つからないと思ってたみたいだけど、家から100mくらい離れてたところにあったみたい。おかげで車の中にあった荷物は取り戻せたけど、水に浸かってたので車としてはもう無理だそうだ…。
 
今回の電話は大変な状況だと思ってたけど、いや、大変だとは思うけど、元気だなぁって感じたよ。
元が明るい性格で楽しい人で、先週の時点では今回の地震で食べるもの少なくって「これを機にダイエットしようかな」とか言ってたけど、1週間経ったら食べ物もけっこう確保できてきたみたいで、「ダイエットは出来そうに無いわ」とか言ってくるんだもん。
笑っていいのか悪いのか、すっごく反応に困っちゃった。
 
心配させないようにしてくれてるんだろうね…きっと。
まぁ心配させないように嘘をつくような人ではないので、本当に問題ないんだろうな。
今回の電話で元気な声を聞けたのでオレ的にはけっこう安心しました…。
 
ちなみに足りないものを聞いてみたらガソリンと灯油だってさ。
食料確保出来てるところでもガソリンと灯油は入手出来ないみたい。
もっともっと物資が必要だね…。そう思う。