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突然の訃報 一 @ゆう

この日記は今日2回目の日記です。1回目は27日付けの挙式話を書いて、2回目にこの本日付けの日記を書いてます。
実は昨日、日記を更新できなかった理由はこの日記の題名通り、『突然の訃報』が舞い込んできたからです。


 
 朝の6時過ぎ、まだ私が布団の中で夢と現(うつつ)を行ったり来たりしていた時のことです。突然枕元の携帯が鳴り、メールの着信を知らせました。日常ではそんな時間にメールが来る事はありません。何なんだろうと寝ぼけ眼(まなこ)をこすりこすり、メールを開きました。送信者は大学の友人。しかも最近はメールのやり取りをしていなかった友達なので、珍しいこともあるもんだと思いながら本文を読みました。
 するとそこには大学で共通の知り合いの名が有り、続いて昨夜、彼女が自殺をして死んだという文章がありました。
 「――――・・・は?」
 寝耳に水とはこの事だったと、後に振り返る瞬間です。その文章を数回読み返しても、その事実はなかなか心の中に落ちてこず、ずっと頭の中でふわふわ、ふわふわ浮いているのです。
 私はまずそれが本当なのかどうか、確認のメールを送りました。元々、彼女は家族環境が良くないことで色々と苦しんでいました。だから、自殺する可能性は皆無では無かったのです。私はそれを知っていたので、確認のメールを送る時には信じられない気持ちよりも信じたくない気持ちでいっぱいでした。そして数分後、・・・内容は事実だと分かりました。
 頭の中でふわふわ浮いていた言葉が急に重たさを持ってドスン!と心の中に落ちてきました。メールには続いて、自殺するに至った直接の原因は不明、明日の晩がお通夜だと書いてありました。死んだという事実と原因不明の事実に気持ちが何一つ形を成さないでいて、ただただ心の中に落ちてきた事実の重たさに呆然としていました。
 それが、27日の始まりでした。