注目キーワード
  1. ブログ移転

富士山アタック? @ゆう

 先日、我が母から仕事中に電話がかかってきた。不在着信になるのを視認して、帰宅後に電話しようと携帯を鞄に戻した。
 帰宅後、さて電話しようかと携帯を取り出したら、連絡が遅いことに痺れを切らしたのか、一通のメールが届いていた。メールを作って送ること自体、不得手としている母が珍しい。何をそんなに伝えようとしているんだろうか。開封し、文字を目で追って数秒後、「―――ハァッ?!Σ( ̄□ ̄;)」 
 「ど、どうしたのッ?(・・;)」 突然挙がった不審の声に驚いたきぃさん。黙って携帯を渡し、読んでもらうこと数秒、「―――ハァッ?!Σ(・□・;)」 
 二人が異口同音に驚いた内容は、いたってシンプルな文章だった。
 


「来年の夏、富士山登らへん?(^^)」
 ―――いやいやいや、いきなり何で???
 訳が分からんのでとりあえず電話をかけて真相を確かめることにした。数回のコールで元気に電話口へ出てきた母が、意気揚々と語る内容はこうだった。
 何でも昔からの友人が来年80歳を迎えるにあたって、一生に一度でいいから富士山を登りたいと、一念発起(いちねんほっき)したらしい。それを聞いた母は、独身で高齢の彼女を一人で富士山に登らすのは不安に感じ、ほな私も行くわ!と、自らお供を名乗り上げたらしい。確かに過去2回、富士山登頂を成功させている母だが、それでも間もなく59歳を向かえ、今は膝の関節痛も抱えている。当の友人は、ほぼ毎日テニスに勤しんでいる元気な女性だがそれでも年齢が80歳。この話を聞いた父が不安に思わない訳がなく、薄くなった頭を掻き掻き、「・・・・・・しゃあない、俺も行くか・・・(–;)」と参加することに。そんな父が平均年齢70歳の3人パーティーに不安を覚えたからか何なのか、一言。
 「そういえばいつだったか、きぃ坊が、富士山登ったことないから登ってみたいってゆってなかったっけ?」
 「あぁゆってたわ!じゃあ電話したろ(^□^)」
 ・・・とまぁ、そういう流れでこっちに話が来たらしい。確かに私は過去に一回登頂してるけど、きぃさんは登ったことがない。意思を確認してみると、アタックできる機会があればしてみたいという気持ちは変わらないそうな。でもそれはあくまでもいつか機会があれば、の話だった。それが来年の夏という間近で具体的な話に展開するとは夢にも思ってなかった。
 とりあえず富士山はお盆の前に行かないと頂上付近が素人には厳しい寒さになる。どれ位厳しいかというと、お盆前で頂上付近の気温が零下となり、強風が冷気を全身に叩きつける。その中を登っていくので体感温度は当然ながらマイナスを更新し続け、薄い酸素と高い気圧が負荷となって高山病にかかりやすくなる。それでもこの時期が一年で一番温度が高く、登山素人クラスにとっては一番アタックしやすい。それを知っている登山愛好家はこの時期を外し、代わって全国の素人が登頂を目指す。ただでさえ危険と高山病が伴うアタックなのに、周りが素人ばかりでは怪我や事故も多くなる。
 そういう事情は分かっているけど私ときぃさんは土日休みの、しがない雇われ労働者。行くとしたら7月~8月1週目までのどこかの土日しかない。そして叶うならば3連休のところがいい。なので第一希望は7月18~20日、第二希望はその前後の土日となる。京都か大阪発のツアーで行く方法が老体への負担を少しでも減らせるだろうということで、そのタイミングで母たちが思うようなゆったり登頂コースが有り、費用も高すぎなければ私たちも行くことになった。
 もちろん確定じゃないけど、もしこれでほんまに行くことになったら屋久島に続くビッグイベントだ。物凄いなf^^;
 きぃさん’sママも一生に一度は登ってみたいとゆってたので、来年行かなかったとしてもいつか行くことは決定している。できたら富士山のトイレ事情をそれまでに整備しておいてほしいな(><;)気圧の変化の影響で頻繁にトイレへ行きたくなるのに、汚い上に数が少なすぎ!さらに普通の山と違って途中から樹木のない岩肌と砂利の道になるから隠れて用を足すこともできない。寒さは防寒着を強化すればしのげる話やけど、トイレについてはどうしようもないからそこだけは今から心配。。。もしホンマにアタックすることになったら、無事に登頂して下山できますよーに!!