昨日、ゆうの女友達3人と一緒に食事をした。3人とも京都の友達で今はちょうど東京に来ていたため、今回の話が出た。オレもゆうに誘われて行く事は決まっていた。イヤではなかった。
行きたい気持ちが揺らいだのはゆうが友達とこんな話をしていたから。「きぃさんを連れてかない方がいいのなら女同士でもいいけどどう?」と。
オレは理解していなかった。今までゆうが友達と遊ぶときはほぼ確実にオレも一緒だった。オレには誘われたら拒む理由なんてない。だからオレはずっとゆうと一緒だったし、ゆうの女友達とたくさん遊ぶ機会があった。
今まで気付かなかったのはオレがバカだったからかもしれない。話を聞いたとき、オレは思った。久しぶりに京都の友達同士で会うのにオレが入ってもいいのだろうかと。ゆうの質問に対しての友達の答えは「楽しくやりたいし一緒でいいよ」との返答だったけど、オレには聞こえない。届かない。
バカだ。浅はかだ。考えれば分かる。その言葉が頭の中を駆け巡る。ゆうは友達よりもオレを取ってる。だからオレと一緒に行動をしたがる。オレも同じ。ゆうと一緒に行動したい。だから行動する。けど友達はそうじゃない。そうだろう?そうでしょ?ねぇ?
新宿に向かう電車の中でオレはゆうに参加の拒否を告白したけど、ゆうは認めてくれなかった。それどころかオレが参加しないならゆうも一緒に帰ると言う始末。それは出来なかった。ゆうの友達は楽しみにしてるのにオレのせいで会えなくなってしまうのはダメだ。オレは納得できないまま新宿に着き、そして友達2人と合流した。
食べて呑んで話して笑って。不安でテンション低い状態だったけど、あまりに楽しくて少しづつ気分が上がっていった。ここにいてもいいのかなと思えた。
2件目では最後の1人と合流し、5人で呑んだ。結婚でこんな企画をやろうという話ですごく盛り上がった。その頃になると不安なんてもうなくなってた。
終電の時間になり、5人は別れた。帰りの電車の中でゆうは「問題なかったでしょ?」と言ったけど、オレは答えられなかった。まだ、オレは不安なのかもしれない。もしかすると杞憂にすぎないのかもしれないけど、でも、会いたいとか話したいとか何も言われていないのについていくのは…オレにはつらい。仲良くなりたいけど…それはなんだかわがままのような気がする。
今回の飲み会は考える機会になったなと我ながら思う。今後はゆうの誘いは全てOKを出さずにちゃんと考えようかなと思う。ゆうには悪いけど…男が女同士の話に加わるもんじゃないし、それに女性の方も関わって欲しくないと思うから。だから…やめとこうと思う。ごめんな、ゆう。