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同棲を始めたきっかけ。 @きぃ

就職活動のため、ゆうが関西へ旅立ちました。
またもや遠距離恋愛ちっくな日々になりそうです。
さてさて。
今回のお話は2周年記念の同棲話。同棲を始めたきっかけをお話したいと思います。
当時のオレは社会人1年生。ゆうは大学1年生でした。


●同棲を決めたキッカケその1
【会うためにはたくさんの時間とお金がかかる】
 
なんだかんだで付き合い始めた2人はそれぞれ千葉と東京に住んでいました。
千葉と東京って聞くと「なぁんだ近いんじゃん」って思うかもしれませんが、実際のところは片道千円で2時間かかる距離。往復すると4時間もかかってしまうため、会うときは大抵ほぼ中間にある新宿駅でデートしてました。
職場も新宿に近かったので待ち合わせも新宿でしていたのですが、当時のゆうは携帯を持っておらず、オレが残業した場合はずっと待ちぼうけの状態。最高で2時間も待たせてしまったことがあるのです。仕事を終わらせオレが急いでその場所に向かったとき、ゆうは座り込んで泣いてました。。
今思い出しても悪かったなぁと思います。。
 
 
●同棲を決めたキッカケその2
【学校の成績への影響】
 
“お金がかかるし時間もかかる”ということは、今以上にゆうは働かなくてはなりません。しかも特待生を維持し、学費を全額免除にするためには勉強もしなくてはいけません。この影響はかなり大きかったです。
当初ゆうは頑張っていたのですが身体がついていけず、3日に1回は吐いていたような気がします。同棲を始めてもまだ吐いていたのでよほど自分を追い込んでたようです。
このキッカケは同棲をするときの誓いにもなりました。「同棲してラブラブして成績が落ちてしまったらそれは私の責任。誰のせいでもない」と、よく言ってました。だからこそ今回、特待生を維持できたのはゆうにとってもオレにとっても最高の喜び。ホント良く頑張ったなぁと最近褒めまくってます。
 
 
●同棲を決めたキッカケその3
【チャット上でのケンカ】
 
オレにとってはこれが一番大きい項目です。
いくらネットで知り合ったとは言え、チャット上で口論になることは普通にあります。オレもゆうもあのときほどのケンカは今後しないんじゃないかと思うくらいの大口論。
そのときの原因はオレ。ゆうの心境を理解してなかったオレの軽い言葉がすべてを壊しました。
 
返ってきたゆうの返事は一言。
「どういう意味」
 
たったそれだけの言葉だったのにオレの心臓が止まりそうになるくらいの威圧感を感じました。そして事態はありえないほどに悪化。ゆうは「どういう意味」「もうイヤ」「別れる」の3つくらいしか単語を言ってなかった気がします。オレはオレで「傷付けるような意味で言ったんじゃない」と心の中で叫びながら意味不明な言葉の羅列を作成。
パソコンの向こうのゆうがどれだけ泣いたのか、オレには分かりません。オレはゆうをまた壊してしまった罪悪感を感じ、自分自身がイヤになって自分で自分を責め続けました。いつのまにか過呼吸っぽい症状に発展したのを覚えてます。チャットの文字が涙で歪み、呼吸が苦しくなり、それでも「違うんだ」「そういう意味で言ったんじゃない」と、心の中で叫びながらキーボードを叩いた記憶があります。
 
チャットの終わりはたしかゆうが強制切断した記憶があります。
強制切断のあと、オレは着の身着のままで家を出て、電車に乗りました。向かうはゆうのいる街。途中の記憶はなく、いつのまにか着いてました。
ゆうはバイト中で会えないのは分かっていたけどオレはどうしてもこの気持ちを言いたくてプレゼントを買いました。書くものもないからサインペンを買ってビニール袋に大きく「ゆうへ」と記入。中にはゆうが好きだったサンリオのキャラである“シナモン”のお菓子とオレの気持ちを綴ったメモ帳を入れて、家のポストに投函。
その後、オレは…まっすぐ帰ったんだと思います。覚えてません。
 
家に着くと、ゆうからメモ帳に書いてあるオレの気持ちを読んだよという電話(チャット?)が来ました。何を話したのか、当時のチャットのログが残っているけれど、触れたくない事実なので見ることが出来ません。ただ、今のこの生活がある以上仲直りは出来たんだと思います。
 
 
…以上が同棲を決めた大きいキッカケ。他にもちょこちょこあるけど、これらが一番の理由になったような気がします。オレがもう遠距離恋愛をしたいと思わないのはゆうの前に、違う子と遠距離恋愛をして失敗したからという理由だけじゃないんです。
会いたくても会えない、触れたくても触れられない、そしてもう1つ。表情が分からない状態での会話に耐えられなくなったんです。
 
だからオレはゆうの誘いを受け(←同棲を誘ったのはゆうなので)、同棲を決め、ゆうのいる街に引っ越しました。社会人1年目だったから貯金はすべて消えました。会社の寮に住んでいたから家賃安かったのに、全額払わなきゃいけなくなりました。
だけどあのときの苦労はもうどうでもいい過去の話。かけがえのない人と幸せな生活を送れてる自分が今とても幸せです。