今居る病院の食事は食材に敵が多く、味付けも微妙で歓迎したもんじゃないけど、1つだけ褒めたいものがある。それはスイカが美味いこと。
幼少期には誕生日プレゼントはスイカがいい!と言うほどスイカ大好きっ子だった夏生まれの私。今は亡き祖父から毎年でっかいのを2玉貰っては喜んでいた。誕生日ケーキならぬ誕生日スイカを前に嬉しそうに自分の歳を両手で作る写真が今も残っている。
暑い日に塩を振りかけなくても甘いスイカを十分に冷やして食べる醍醐味。兄姉と食べる量を競って、種は最初にあらかた取った方が早く食べれるのか、それとも口に含んでから出した方が早いのか悩みつつ両方してた事を思い出す。結局食べ過ぎて水っ腹に苦しんでたけどそれすら勲章気分だった。
親元を離れてからはフルーツ全般の値段が高いと知り、スイカからも遠のくようになった。きぃさんと同棲を始めてからスーパーでひと夏に1回だけ半切りや小玉を買うようになったけど、値段の割に甘みが足りなかったり、安かったら安いなりの味だったりで残念な結果に終わってばかりいた。そしてこの頃に初めて塩を振って甘味を作る技を知った。スイカって元々甘いのに塩を振ってどうするんだろうと疑問に思ったが、成る程、甘くなる。でもスイカ自体が甘くない事実が悲しい・・・。
そういう数年間を送ってたので最近はすっかり甘いスイカを手に入れるのを諦めていた。それが、よもや病院でありつけるとは・・・。よく冷やされたスイカの甘~い汁が口の中に溢れて一気に懐かしさが蘇った。しかも最近はそれが週2~3回も出てくる。こうなると諦めてた美味しいスイカへの探求心がムクムクと沸き上がってくるではないか。あぁ、思う存分美味しいスイカを食べたい・・・。今度から誕生日プレゼントには童心に帰ってスイカもリクエストに入れようかな( ̄¬ ̄*)
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スイカ @ゆう
- 2009年7月15日
- 日々徒然@ゆう
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