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ジョス・ストーン語録 @ゆう

 うちは4年程前からテレビ番組の録画をHDDプレーヤーでやってるんだけど、良い場面があった時とか良い歌が録れた時とかはそのまま中身を残している。最近その容量が増えすぎて、新たに録画しようって時に残容量が足りませんから無理です、とプレーヤーから言われたりする。自宅療養になってからはこれを機会に整理しようと思い、残してある番組の必要なトコと不必要なトコを分けて必要な部分だけCD-Rに保存するようになった。
 で、昨日それをやってたら、とある音楽番組でイギリス人のジョス・ストーン(JOSS STONE)という女性ボーカリスト(当時20歳)がゲストに呼ばれていた。私は洋楽に疎い(うとい)ので初めて見聞きする女性なんだけど、見た目は白人(個人的にはアングロサクソンのイメージ)で、顔の掘りが深くて黒い髪と目の持ち主。長い髪を紫のメッシュで染め、化粧は幸田來未みたいにバッチリ決めて、胸の開いたトップス、デニムのミニスカート、黒の網タイツ、真っ赤なネイルを両手足に、シルバーの指輪や腕輪をたくさんつけてる装いだった。
 その彼女が歌う直前のトーク中にこんな話をしていた。


 司会者「貴女にとって音楽はどんな存在?」
 ジョス「音楽は私の恋人よ。私から離れないし、グチも言わないし、ウソをつかないし、盗まないし、傷つけないし、心から信じることができる。朝起きたらそこにいるのよ。いつでもそこにいるわ。」
 
 彼女はそう言った後、ステージに移動して歌うわけなんだが、その足元は靴を履いていなかった。既述したとおり、黒の網タイツに赤のペディキュアが映える素足で歌っていたんだ。
 見た目は十分”女性”なんだけど、まだ20歳の女の子がその外見で靴を履かずに歌うスタイルが珍しく、しかも話してる内容が洋画の映画に出てくるワンシーンのようだった。そう、例えば『天使にラブソングを…』の中でそんな会話があったとしても違和感がないような。
 彼女がどんな20年を送ってきたのかは知らないし、今はどうしているのかも分からないけど、また日本の番組にゲストで呼ばれる時がきたら観てもいいなと思った。
 
 因みに彼女にとっての音楽のような、私にとってのソレは本かな。音楽も本とタイで並んでるけど、ジョスに言われてしまってるからね(笑)これを読んでくれてる貴方はどうだろう?
 そういう存在が、人でも物でも何でもいいからとにかくあれば、その分だけでも人は幸いだと思うよ。それが救いになる瞬間があるから。世の中には心に何も持てない人もいるからね…。