去年の冬の話。
電車の中でイヤーマフラーもとい耳あてをなくしたゆう。使い勝手のいいそのイヤーマフラーはLOFT(ロフト)で買ってきたものでなかなかあったかいものだったらしい。ゆうがすごい悲しんでたのでオレも悲しくて…でも寒さもそんなに厳しくなくなってきたためそのまま買わずに冬を過ごしたのですが…。
あれから約9ヶ月、寒さがまた厳しくなってきました。突然冷えてきたためコート類を出し、手袋を出し、この前まではあんなにあったかかったのに今ではゆうもオレも冬の格好をするようになりました。
そして…つい先日。
家から駅までの歩く道のりでふとオレが「寒くなったけどコートあるからあったかいね」と言ったところ、ゆうから予想外の台詞が出てきました。
「んーでも耳が寒いなぁ…」
その台詞を聞いた瞬間、「あー…」という言葉とともにちょっと沈んでしまった。あのときは電車の中で見える範囲でなんとか探したけども見つからず、仕方なく諦めてその場を去っていた。たぶん、もっと真剣に探していたら見つかったのだろうけど高価なものでもなかったし…。そんな昔のことを思い出しながらそのときは「早く買わないとね」という言葉をゆうにかけていた。
たぶん、あのときの台詞からオレがここまで考えてるとはゆう自身想像してないと思う。
今日仕事終わったあと、ゆうが少し残業するということで会社から心斎橋まで歩いた。目的はゆうのイヤーマフラー。いいもの見つけてあげたいなという思いからいろいろ探してみたものの、これと思うものは見つからない。そしてそのまま見つからずにゆうから「もうすぐ仕事終わる」という電話が来た。
もう時間があまりない。どうしようと思いつつ向かったのは東急ハンズ。去年イヤーマフラーを買ったのはLOFTだったのでLOFTに行けばきっとある。でもまったく同じものを買うのもなんかつまらない。そういう観点でハンズを選んだ。ハンズでは寒くなってきたからだと思うけど入り口前の仮設売り場で湯たんぽをはじめ、各種手袋やマフラーが揃っていた。当然、目的のイヤーマフラーも置いてあり、探す手間もいらず見つけることが出来た。
見つけた後は一番ゆうに似合いそうな柄のものを選んでラッピングしてもらって無事にゲット。
ゲット後はゆうと難波で待ち合わせだったので急いで向かい、合流。ちなみにラッピングされたものを普通に持ってるとバレるので途中のゲーセンに寄ってカムフラージュ用のビニール袋をゲット。オレがゲーセンの袋を持ってても「あ、何か取ったんだろうな」とゆうは普通に思うわけなのでドッキリ作戦はバッチリ。
ちなみにオレがゲーセンの袋を持ってるのにゆうが気付いたのはオレと合流してから15分くらい歩いてからであり、ゲーセンの袋にゆうへのプレゼントが入ってることにゆうが気付いたのは心斎橋の飲み屋さんでオレがゲーセンの袋ごとゆうに渡したとき。つまりドッキリ作戦は無事に成功したのです。
ゆうがプレゼントを開けたときの喜ぶ顔ときたらもう…ね、探した甲斐があったなって感じ^^*
今年の冬はこれから寒くなるけどコートも手袋もイヤーマフラーもあるしきっとポカポカな冬になることでしょう。今度は落とさずなくさず、大事に使おうね(いや、あのときも大事に使ってたのは分かってるけどね^^;)。