親のことを悪く思いたくはない。
親に「どうして」だとか、そんな自分に「どうして」だとか、「どうすれば」とか、・・・やり場の無い怒りや悲しみは、抱えたくない。
・・・つらいもの。
だけど、6才から18才までの私の根っこには確かにその気持ちが在って、私はいつもそれを振り切ろうと必死だった。
18の時、家を出て、ネットの中でいろんな人と出会って、支えられて、19の時、大学に行って、いろんなことを学んで、友だちができて、きぃさんがいて、
・・・・・・ようやく、外にでてった。
残ったのは、とても静かな自分。きぃさんや友だちといると、笑って、泣いて、怒ったりしている。悲しみはいつも、今でも、親と、過去の自分と、共に在る。
最近、就活や家探しでもう一度親と一緒に過ごす時間が増えた。
時折、外にでてったものが目の前にでてくる。それを飲みこむことはないけれど、悲しみを目の前にすると、やっぱり哀しい。きぃさんがいなかったら、戻ってこなかっただろうな。・・・・・・いや、きぃさんがいたから、戻ってこれたんだろうな・・・。
つらいのは嫌だから、これからは楽しい気持ちや何でもない気持ちばかりを親との間に埋めていきたい。
・・・大丈夫。今の私はそれが不可能じゃないほどに気持ちの整理ができている。悲しみが込み上げても、きぃさんがいる。過去も、今も、乗り越えられる。
・・・どうか、この道が暖かな光のもとへと続きますように・・・。