男なので妊娠・出産に関することは一生分かることはないと思うのだけど、なんかいろいろ考えてたらおもしろかったのでちょっとまとめて書いてみようと思います。というわけでまとめ第4弾は「安産のための机上論(特にソフロロジー式)」です。かなりの長文になるので読むときは時間があるときに読んでみてください^^;
まずは前回(母親学級1回目に行ってきました(全3回) @きぃ)ちょっとだけ話したソフロロジー式分娩法について、もちょっと話を展開しておこうと思います。ソフロロジー式分娩法について説明しているサイトがあるのでそれを参照してください。
⇒ソフロロジー式分娩法について
上記説明サイトから、下記のことが分かります。
①どうやったら精神的にリラックスできるか?
②出産時にスムーズにリラックス状態になれるように、イメージトレーニング等を繰り返し行う
③イメージトレーニングは、BGMを聞きながら行う
④音と言葉が心身をリラックスさせ、眠る間際の意識段階に誘います。
※それを繰り返し行うと音楽を聴くだけでイメージができ、リラックスできるようになる
ということなのですが…。
前回ちょっと話したのですが、野球アニメ「おおきくふりかぶって」でも似たようなことを言ってる部分がありますので、その部分も紹介したいと思います。
⇒おおきくふりかぶって12話前半
前回は動画を準備しませんでしたが今回はなんとか動画も用意してみました。上記リンク先の動画の【6分10秒~12分】の間でイメージトレーニングの説明があります。この説明で下記のことが分かります。
A:緊張しているときに意識してリラックスするのは難しい
B:リラックスは反射的に出来ないと意味がない
C:1週間梅干を食べるときに必ず鈴を鳴らすようにしたら1週間後どうなる?
→鈴を鳴らすだけで梅干を連想する(食べようと思いたくなる)
D:何らかの条件(但し条件は的確に)を設定しそれが満たされるとリラックスできるようにする
E:ピンチのときにガチガチに緊張するのは生まれ持った反射ではない
※つまり生きてく上で自分自身がそう設定づけてしまったと考えられる
なんか省略しすぎのような気もするけど両者をまとめるとこんな感じになりました。
上記の中での最重要項目は【④=CとD】って感じですね。ソフロロジーは「おおきくふりかぶって」でいうところの条件設定が「決まった音楽CDを聞くこと」なわけです。なのでイメージトレーニングすれば両方とも問題なくいけるでしょうと思うのだけど…実際は野球のピンチはよくあることだけど出産って基本人生の中でも数回しか経験できないのでイメージトレーニングのしようがない…。
じゃあどうすればいいか、考えてみました。
そもそも出産時にリラックスできない理由があるはずです。まずはそこから考えてみます。
1.出産までがとにかく痛い
妊娠し始めてから出産するまで、つわりや陣痛も含む何かしらの痛みが約半年間襲ってきます。人間は「痛い」とか「苦しい」とかの嫌なことを思うと身体に力が入ってしまったりするので、そもそもその状況でリラックスしようというのはまず無理だと思います。
2.想像したことのない痛み
女性にとって出産は未知の経験です。初めてのことがあるとどんなものなのか想像が出来ないので出産に限らず誰でも緊張するかと思います。さらに人から聞いたり何かの機会で出産のビデオを見せられたり、また、先ほど書いた1のこともありますので、出産に関してプラスなイメージは持ちにくいと思います。
3.場所と人
実際に出産する場所とどれだけ関わりがあるか、また、出産に立ち会う人とどれだけ関わりがあるかでリラックス出来るかに差が出ると考えます。極端かもしれませんが、例えば通い慣れてる店で顔見知りの人と会話するのと、初めて立ち寄った店で初めての人と会話するのとではどっちが気分的に楽でしょうか。あまり行ったことのない病院で出産することを決めてしまうと当然先生や助産師も知らない方ばかりになってしまうので、リラックスは無理でしょう。
以上、3点の要因が大きく関係すると考えます。となると上記3点をプラスのイメージに変えることが出来ればリラックスもたやすいかと思います。ひとつずつまた書きたいと思います。
⇒1について
ソフロロジーの説明サイトにこのように書いてあります。
【ソフロロジーでは、陣痛の痛みを麻酔などで感じなくするとか、「痛みはないものだ」と考えることはしません。痛みは痛みとして受け止めます。ただし、痛いことを苦痛、嫌なこととは考えず、「赤ちゃんを生み出すための最も大切なエネルギー」と考えます。この痛みを恐怖から喜びへと切り替えることが「母性=赤ちゃんを思う心」です。】
ソフロロジーは基本的に物事をいいほうに考えるそうです。全てをいいほうにいいほうに考えるのは難しいかと思いますが、「痛み」に関することだけプラスに考えられればたぶんほとんどマイナスにはならないのではないでしょうか。
ゆうが以前【つれづれ @ゆう】で書いてましたが、どれだけ「つわり」で心身がつらくてもエコーでリアルタイムにあかちゃんの様子を見れると一発で元気になれると書いてました。痛みも同様に、あかちゃんが動いているとかあかちゃんが元気に育っているからとイメージトレーニングで連想できるようになれば、いいほうに考えることは難しくないように思えます(特にゆうは難しくないんじゃないかな?)。
⇒2について
上記1でカバー出来たらいいのですが、イメージトレーニングの効果が発揮できないほどの痛みが来る可能性がありますので、何かしらの対処は必要と考えます。そこで、ゆうには話したのですが今まで起きた中で死ぬほど痛かったことが出産時に起きたら?と提案しました。ゆうは親知らずを抜くときがかなり痛かったと過去に何度も言ってたのでその痛みが最終目標になります。
何を言いたいかというと、イメージトレーニングでその痛みを何度もイメージします。今まで起きたことがないくらいの痛みだからリラックス出来ないわけだから、何度もその痛みを経験していれば「なーんだこんなものか」と心身ともに安心すると思うのです。痛いと感じる部分が違うのでそれもイメージしないといけなくなりますが、もしこれが成功したらよほどの痛みが来てもパニックになりにくいのではないかと考えます。
※出産時に少しでも心に余裕が出来ればこの2については成功になるかな?と思います
⇒3について
一番なんとか出来る項目です。日頃通ってる産婦人科と分娩をお願いする病院は同じにした方がいい思います。そしてなるべく担当になる(当日にならないと分からないかもですが)先生や助産師さんとたくさん話し、仲良くなっておくべきと考えます。フリースタイル出産(タタミや床の上で自由な体勢で出産するタイプ)もリラックスしやすいかと思い調べてみたのですが、初産では避けた方がいいそうです。なぜかというと出産自体を経験したことがないのに「自由に~」と言われても痛くて気が遠くなりそうなときにどう判断すればいいか分からないからだそうです。なので基本的に病院で分娩台で出産するタイプがいいかと思います。
これで全部書きましたが、これら1、2、3(特に1、2)を解決する手段が、やっと話を戻せますが(苦笑、ソフロロジー式だったり、野球アニメ「おおきくふりかぶって」のイメージトレーニングになるのではないかな?と思うわけです。
話は変わりますが、オレは自分でこの特技を特殊な能力だと思ってますが、どれだけ極寒で手が冷えてても、何も使わなくてもポケットに手を入れなくてもイメージすることによって手を温めることが出来る能力を持ってます。末端冷え性のゆうからは羨ましがられどうして出来るのか聞かれますが、このイメージはソフロロジー式や野球アニメ「おおきくふりかぶって」のイメージトレーニングに結構似ています。
オレのやり方は頭の中で両手全体をあったかいイメージで包み、「寒い」という事実を拒絶します。これだけです。以前は立ち止まらないと出来なかったのだけど、今はもう慣れたので歩きながらイメージすることが可能になりました。
たかがイメージトレーニングで出産が楽になるのか疑問に思うかもしれませんが、イメージトレーニング自体の効力はやればやるほど必ず上がるとオレは自分の経験から感じています。痛みを喜びに変えるイメージトレーニングと、ソフロロジーで使用するBGMを聞いてリラックス出来るイメージトレーニングの両方を実践すれば、出産時にリラックス出来る可能性はぐんと上がることでしょう。
なんだかソフロロジーを広めたい集まりのスパイみたいな書き方になっちゃいましたが(笑、ゆうが安心安全に産めるのであればそんなのは気にしません。オレは単純にソフロロジー式がかなりいいと感じたから書いてみました。それだけです。
さて、もうこんな時間ですね(笑。
寝ないと明日…いや、今日か。朝はゆうのお弁当も作らないといけないし仕事に支障が出たら嫌なのでさっさと寝ようと思います。それではおやすみなさ~い。