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21日ぶりにガス復旧…と、PTSD。 @きぃ

  • 2011年4月4日
  • 2022年3月5日
  • 雑記
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土曜日に妊婦検診に行ったあと、帰りに母と電話する機会があったのでしてみた。
近況としてはようやくガスが復旧したそうで、21日ぶりにお風呂に入れたそうだ。これで電気・水道・ガスともに完全復旧。ガスコンロの代わりに使ってたIHのコンロは、聞いて無いけどたぶんこれを機に卒業だろうな。
静岡に住んでる兄が会社の厚意により仙台までの往復の交通費プラス義援金を持って仙台に行ってるんだけど、聞いてると今でも毎日余震が発生してるそうだ。一度家に1人きりでいるときにちょっと大きい地震があって、そのときは死ぬかと思って焦ったらしい(笑。焦るのはいいけど姉に電話するのはどうかと思うよ(^^;
 
仙台空港近くに住む姉は、母と姉の旦那さん曰く、PTSDの症状が出てる様子。PTSD、心的外傷後ストレス障害。wikiによると、【危うく死ぬまたは重症を負うような出来事の後に起こる、心に加えられた衝撃的な傷が元となる、様々なストレス障害を引き起こす疾患】のこと。
 
地震当日。
津波から逃げるために車で家族4人で逃げたという話は聞いてたけど、その車を運転してたのは姉だったそうだ。それが原因なのかは分からないけど、津波から逃げる夢を何度も何度も見てるらしい。ここからは予想だけど、姉の運転ひとつで自身の命を含む家族4人の命がなくなるかもしれない、その責任感と、津波が逃げても逃げても襲ってくる恐怖、不安。また、他の被災地では車の中で津波に遭ってたことから、死んでたかもしれないというあとから生まれた恐怖もあったはず。
これだけでもどれくらいのストレスを受けているか、まったくイメージできない。
 
また、話がもうひとつあって。。
地震当日、長男が通う学校で学級閉鎖があったので長男は家にいたってことは聞いてたけど、実は長男は海の近くに住む友達の家に遊びに行こうとしてたそうだ。でも姉が「学級閉鎖なのに遊びに行くなんておかしい」って大喧嘩。その大喧嘩の結果、長男は家にいて、地震に遭ったそうだ。
姉の家から海のほうに数分歩くと、瓦礫の山に到達する。その瓦礫は海の方までずっと続く。長男が遊びに行こうとしてた友達の家はその瓦礫の山の向こう側で、安否は分かって無いらしい。もし、あのとき喧嘩しなかったら…、長男が遊びに行ってたら…。そういう夢も見てるそうだ。
もしもの話ではあるけれど、ありえる話だっただけに相当のストレスを感じてるはず。オレにも凜くんがいるし、イメージしただけでしんどくなった(==;
 
電話では「大丈夫だし」とか言ってたけど、弟であるオレに対して長女が弱いところを見せるわけない。それは周りの人に対しても、姉の旦那さんに対してもあんまり見せて無いらしい…。でも地震のことには敏感で、母が津波の被害が特に大きい地域に行ってみようかなって話をしたら、「何のために行くの?軽い気持ちで行こうとしないで!」って怒るみたい。同じように地震に関する話もNGだってさ…。
ゆうに聞いたら阪神淡路大震災の人にも、地震に関することを聞くのは10数年たった今でも聞かれるとやだって言う人はいっぱいいるんだって…。姉のその反応も一生なくなることはないんだろうなって思う。。
 
母は単純に現実を受け止めるために見に行きたいって言って、結局内緒で見に行ったみたいだけど、思ったとおりというか、ニュースで放送されてる通りの光景が広がってるそうだ。こんどウチに来るときに写真を持ってくるみたいなのであとで写真を見させてもらおうかなって思う。
 
電話で話したのはそれくらい。。
3週間くらい経ったけど、被害はやはり…心にも影響受けてるね…。
 
母が元気なのがせめてもの救い、か・・・?